一般小児科
一般小児科
一般的な感染症のほか、アレルギーや便秘、夜尿など、気になることがある場合は、遠慮なくお気軽にご相談ください。普段みているご家族が、いつもと違うから心配だな、と感じる場合もお気軽にご来院ください。入院や専門的な対応が必要である場合には、適切な医療機関をご紹介いたします。
ちょっとした症状であってもお気軽にご相談ください。
こどもではもっとも多い症状の一つです。
からだを守るための反応として出る症状ですので、機嫌よく過ごせている場合は、むやみに解熱薬で下げようとする必要はありません。発熱があって機嫌が悪い、食欲がない、寝付けないというようなときは、解熱薬を使うと症状が少し楽になることがあります。
感染症が原因となる場合が多く、小さい時には、はじめて感染するウイルスが多いため、感染するたびに発熱を繰り返します。2~3日発熱がつづくことは比較的よくみられますが、より長く続く場合は精密検査が必要になることもあります。発熱によるぐったり感が強い場合などもあわせて、そのような場合は医療機関の受診をおすすめします。
いわゆる「かぜ症状」で、上気道炎や、気管支炎、肺炎、副鼻腔炎などによるものが多く、ウイルス感染がほとんどの原因で自然によくなります。症状が強い場合は薬でやわらげた方が楽になることもあります。特に、せきこんで吐いてしまう、せきで夜に眠れない、といった症状がある場合は注意が必要です。
原因となるウイルスはたくさんありますが、RSウイルスやヒトメタニューモウイルス、インフルエンザウイルス、新型コロナウイルスなどは検査によって診断が可能です。しかし、感染症以外にも気管支喘息やアレルギー性鼻炎などが原因になっている場合もありますので、症状が長引く、繰り返すような場合は、発熱がなくても一度ご相談ください。
胃腸炎でおもにみられますが、それ以外が原因になっている場合もあります。診断のために、おう吐物の内容や、おう吐したときの状況、頻度、ほかの症状を伴っているかなどをお聞きすることがあります。
おう吐やげりがあるときは脱水にならないよう注意する必要があります。水分は小分けにして回数を増やすと摂取しやすくなります。また、糖分や塩分が入っているものを意識してとるようにしていただくと、脱水を回避できることがあります。おしっこの回数が少ない、ぐったり感が強いといった症状がある場合は点滴が必要になる可能性がありますので、早めに医療機関を受診するようにしましょう。
急におなかが痛くなる、おなかの痛みが続く、など腹痛にもいろいろなパターンがあります。原因によって緊急対応が必要な場合もありますので、困った場合はとりあえずご相談ください。必要に応じて、お腹のX線検査(レントゲン)や超音波検査(エコー)などを行う場合があります。
主にアレルギーによるじんましんや、感染症に伴う発疹などがあります。原因によって、飲み薬やぬり薬など治療方法が違います。
アレルギーのある食べものを食べて、すぐにぶつぶつが出てきた場合は、じんましんの可能性があります。ほかに症状が出てきていないか注意して観察してあげてください。もしも、せきや腹痛、おう吐なども出てきている場合は、アナフィラキシーの可能性がありますので、すぐに医療機関を受診するようにしてください。
発熱を伴わない感染症に伴う発疹のひとつとして、みずいぼ(伝染性軟属腫)があります。みずいぼはポックスウイルスの感染が原因です。特に身体への悪影響はなく自然治癒しますが、数か月から数年と長期間かかることもあります。治療方法は主にピンセット摘除や液体窒素療法、ヨクイニンという漢方薬の内服などになります。近年では抗ウイルス作用のある銀イオンを配合したクリームが用いられる場合もあります。当院でも2024年4月から取り扱いを開始しましたが、保険適用外のため、1本15gで2,200円(税込)となります。
発熱も同時に伴う場合は、はしか(麻疹)や三日はしか(風疹)、みずぼうそう(水痘)といった、感染力の強い感染症の場合もありますので、必ず事前にWEB問診に記載いただくか、受診の前にお伝えください。特に、最近はしか(麻疹)の流行も拡大傾向でありますので、ご協力お願いいたします。